東京都初耳区(2013、2014)
 

東京都初耳区

 

企画・制作:SuperDeluxe

 

ライブ・パフォーマンス

11月23日(月・祝)18:00開場/18:30開演

前売 1,500円/当日 2,000円(ワンドリンクつき)

前売お取り扱い:PeatixSuperDeluxe(当日精算)

 

ゲストアーティスト:多田正美、ジョー・モリス
公募アーティスト:Gaiamamoo、ana-g、木下毅人
音響:池上徹
照明:加藤裕士
記録:松尾健太(映像)、前澤秀登(写真)

 

サウンド・インスタレーション

12月8日(火)〜12月10日(木)14:00〜22:00

当日 500円(ライブ・パフォーマンスにご来場の方は無料)

 

浅野達彦、石橋英子、キャル・ライアル、柴山拓郎、ジム・オルーク、Phew、嶺川貴子、吉原太郎
システム設計:吉原太郎、柴山拓郎、市村隼人

 

新しい音と音楽を求めての終わらない旅!

 

ライブ・パフォーマンス

 

まだ巡りあったことのない新しい音と音楽に出会いたい! という想いで2013年に開始し、2014年にさらに展開した「東京都初耳区」。新人とベテランのアーティストがステージを共有し、新しい表現を刺激する特別区へのゲートが今年も開きます!

 

過去2年、日本全国からキャリアもジャンルも問わずに参加者を募り、SuperDeluxeのステージを提供してきました。今年はあえて募集を行なわず、2013年と14年にいただき紹介しきれなかった多くのハイレベルな応募をもう一度聴き込んで選考させていただきました。

 

また、今年もジョー・モリス多田正美というワールドクラスの実験音楽家をゲストアーティストとして迎えます。今年の初耳区はジョー・モリスの初来日公演にもなります。

 

音楽表現の濃密な歴史とまだ見ぬ新人アーティストの未知のサウンドが交錯する特別区にぜひお越しください!

 

Photo by Mike Kubeck

 

Photo by Mike Kubeck

多田正美|1974年〜79年即興グループ結成活動LP『GAP』。1975年美学校小杉武久音楽教場に参加。1978年同じ樹を365日間、365枚撮り続け22年後オランダにて初個展。1994年Het Apollohuis個展パフォーマンスCD『音』。1996年画廊の中にテント張って観客が覗く『真面目なサーカス』展。2002年からネパールRato Machhendranath祭の時期を現地で過ごし2006年現地作家らと“Art-Full Nepal”。2012年『風景は写真か』(写真・エッセイ集、求龍堂)。「アートの原点を立ち上げる、とは何か? 音そのものに向かう行為、又は考えを言葉使わず正しく徹底すること。西洋楽器-民族楽器を使って壊れて残ったもの、日本の真竹であり、枯枝(茎)、丸石、木片、輪ゴム、ピアノ線、のような素材。それらに触れ、振動を与えると空気があること、身体と触覚と視覚と聴感覚。それらとのバランス感覚と『間』の取り方については説明不可能。経験をつかみ、電気回路の中に木霊させると言うよりは、トータル環境そのものに『場』を表出させる、それは一瞬のこと」

 
 

 

 

Gaiamamoo(ガイアマムー)|東京で活動する2人の若手音楽家、Shogo HaraguchiMehata Sentimental Legendによる即興演奏ユニット。2012年に結成、高円寺周辺で活動開始。翌年スペインツアーを敢行し南北4都市を回り地元のテレビやラジオなどで紹介される。2014年にはスペインのArt magazine “ARTICULATE”にてその活動を掲載。テクノロジーを含めた表現方法を駆使し、色、形、模様、動きなど“抽象”から受ける視覚的なイメージと音色やノイズなど聴覚から受ける刺激の同期性を探求し、即興演奏により音楽的にコンポーズしていく。

 
 

 

 

ana-g(アナジー)|「せいかつの中からしぜんに集まってくる音の混沌を、まるごと浴び流します。フローラルな、あたらしい化粧品のCMのような、香ばしい音楽を見つけたいです。」エレクトロニカ寄りの音でも、ライブでは、街頭のペルー音楽や獅子舞の門付けのように軽快なスタイルで演奏します。「混沌としたサンプリングトラックに、ポエトリーリーディングとラップの中間のようなボーカル、サイケというより寝ぼけているような音像が心地よい。アヴァンギャルドなようでいて、うるさくも難しくもなく、優しいのが彼らならでは。たとえようのない音楽なのでとにかく一聴してみてください。」(誠光社 堀部篤史)

 
 

 

 

木下毅人|エレクトロニカ、即興シーンに影響を受け、2005年頃より楽曲制作を開始。同時に都内、横浜を中心にライヴ活動を始める。映像、ダンス作品への楽曲提供やパフォーマー、俳優としてコンテンポラリーダンス、演劇、映像作品にも出演している。

 
Peter Gannushkin / DOWNTOWNMUSIC.NET

 

Peter Gannushkin / DOWNTOWNMUSIC.NET

ジョー・モリス|1969年にギター、2000年にベースを始める。1981年にBoston Improvisers Group(BIG)の結成に参加し、1983年にRiti Recordsを設立、第1作をリリース。セシル・テイラー、エリック・ドルフィー、リロイ・ジェンキンス、セロニアス・モンク、ジミ・ヘンドリックス、アンソニー・ブラクストン、ジミー・ライオンズ、オーネット・コールマン、そして西アフリカの伝統的弦楽などに影響される。フリー・ミュージックを先導する数多くのミュージシャンと共演、録音。北米とヨーロッパ各地で演奏している。さまざまなグループを率い、他のコレクティブ・アンサンブルに参加し、ソロでの演奏も行ない、フリーランスのギタリスト・ベーシストとして活躍。リーダー、共同リーダー、サイドマンとして120を超えるレコーディングに参加。自身のRiti Recordsの他に、Soul Note、AUM Fidelity、Incus、Hat Hut、ECM、Clean Feed、ESPdiskなどで録音。著作に『Perpetual Frontier: The Properties of Free Music』。現在ニューイングランド音楽院とバード大学ロンジー音楽院で教鞭を取っている。

 

 

サウンド・インスタレーション

 

ライブ・パフォーマンスと別個に開催するサウンド・インスタレーション企画では、「音楽」「アート」「エンタテインメント」の垣根を超える音響体験を探求します。

 

Photo by Hideto Maezawa

浅野達彦石橋英子キャル・ライアル柴山拓郎ジム・オルークPhew嶺川貴子吉原太郎という多様なバックグラウンドのアーティストが、このために用意された同一のマルチスピーカー/マルチチャンネルシステムを各自の表現に最適の組み合わせで使いこなし、通常のサウンドシステムでは体験できない豊かで刺激的な音響作品を発表します。

 

ディープな音響体験に集中できるスペースと、リラックスできるラウンジを3日間にわたってご用意。その場でしか体感できない、新しい音との直接的な出会いに満ちたインスタレーションにぜひご来場ください!

Photo by Hideto Maezawa

 

さまざまなバックグラウンドのアーティストが、このために用意された同一のマルチスピーカー/マルチチャンネルシステムを各自の表現に最適の組み合わせで使いこなし、通常のサウンドシステムでは体験できない豊かで刺激的な音響作品を発表します。

 

ディープな音響体験に集中できるスペースと、リラックスできるラウンジを3日間にわたってご用意。その場でしか体感できない、新しい音との直接的な出会いに満ちたインスタレーションにぜひご来場ください!

 

 

 

 

浅野達彦|1966年岐阜県生まれ。14歳からギターと自宅録音をはじめ、東京藝術大学在学時に絵画を先攻する傍ら本格的にバンド活動やカセットMTRによる多重録音を開始。1996年にMOODMANが主催していた7インチレーベル、「M.O.O.D/donut」から一人多重録音によるシングル『bonjour』でソロデビュー。その後TRANSONIC、Daisy World等、多数の国内コンピレーションでソロ作品を発表する。またGPP、パシフィック231 などのユニットにギタリストとして参加。2000年には任天堂ゲーム「巨人のドシン1」のサウンドトラック、『ドシンの跡を追って』を発表。2001年、『bonjour』を聴いたアレック・エンパイアから熱烈なオファーを受け、彼の主宰する英国のレーベルGeistから初のフルアルバム『Genny Haniver』をリリース。2004年には“クサマヤヨイの前衛ファッションショー!”の音楽を担当。2005年にはデヴィッド・シルヴィアンのリミックス・アルバム、『Blemish Remixes』に参加。2008年待望の2ndアルバム『Spacewatch』をAKICHI RECORDSよりリリース。現在新作アルバム準備中。

 
Photo by Seiji Shibuya

 

Photo by Seiji Shibuya

石橋英子|茂原市出身の音楽家。いくつかのバンドで活動後、映画音楽の制作をきっかけとして数年前よりソロとしての作品を作り始める。その後、4枚のソロアルバムをリリース。ピアノをメインとしながらドラム、フルート、ヴィブラフォン等も演奏するマルチ・プレイヤー。シンガー・ソングライターであり、セッション・プレイヤー、プロデューサーと、石橋英子の肩書きでジャンルやフィールドを越え、漂いながら活動中。最近では長谷川健一、前野健太、トンチ、オウガ・ユー・アスホールの作品に参加。またソロライブと共に、バンド「石橋英子withもう死んだ人たち(ジム・オルーク、須藤俊明、山本達久、波多野敦子)」としても活発にライブを行なう。2012年、キャリア初となるピアノソロアルバム『I’m armed』をリリース。

 
 

 

 

キャル・ライアル|即興ギタリスト/サウンドアーティスト。ジャンク楽器、エレクトロ・パーツ、フィールド・レコーディングやエフェクターなどから音楽的な空間を生み出す。広範な音楽形式に興味を持ち、東南アジアやその周辺地域へ渡航し研究。現在、Tetragrammaton、Jahiliyyah、Palimpsest、Missing Man Foundationなど、ドローンから恍惚の域に達する即興音楽まで幅の広いプロジェクトを介し、さらなる民族音楽の形式を模索し続ける。ソロの活動では秋山徹次、ティム・オリーブ、畠山地平、ケリー・チュルコ、町田良夫、Government Alpha、向井千惠ほか多数と共演。日本で旺盛なライヴを展開しながら、これまでにタイ、ラオス、中国、韓国などでツアー。また、レーベル「Subvalent」や「Jolt Sonic Arts」(オーストラリア)の東京拠点としての活動に加え、西麻布スーパー・デラックスでイベント「Test Tone」を主宰している。

 
 

 

 

柴山拓郎|1971年東京生まれ。東京音楽大学大学院、東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程(先端芸術表現領域)修了。修士(音楽)、博士(美術)。大学在学中から一貫して西洋的な現代音楽路線とは一定の距離を置き、時間構造の展開を拒むモノトーンで質的な作風にこだわる。1994年第62回日本音楽コンクール、秋吉台国際作曲賞に入選。2007年第34回ブルジュ国際電子音響音楽コンクール、2012年、2014年ICMC(国際コンピュータ音楽会議)入選。美術家井上尚子氏とは数多くのインスタレーションを制作、そのコラボレーションは15年にわたる。2008年より、埼玉県立近代美術館を拠点にアートと地域社会を結びつけるSaitama Muse Forum(SMF)の運営委員。近年は、人間の推論と予期的情動がどのように未来や社会の新たな秩序を形成するのかというシステム創発に関する諸問題について、工学・心理学・認知科学等の研究者と共同研究を進めている。現在東京電機大学理工学部情報システムデザイン学系で准教授を勤めるほか、大阪芸術大学、国際基督教大学、女子美術大学非常勤講師を兼任。

 
Photo by Ujin Matsuo

 

Photo by Ujin Matsuo

ジム・オルーク|1969年シカゴ生まれ。Derek Baileyの音楽と出会い、13才のジム少年はロンドンにBaileyを訪ねる。ギターの即興演奏に開眼し実験的要素の強い作品を発表、John Faheyの作品をプロデュースする一方でGastr Del SolやLoose Furなど地元シカゴのバンドやプロジェクトに参加。一方で、小杉武久と共に Merce Cunningham舞踏団の音楽を担当、Tony Conrad、Arnold Dreyblatt、Christian Wolffなどの作曲家との仕事で現代音楽とポストロックの橋渡しをする。1998年超現代的アメリカーナの系譜から『Bad Timing』、1999年、フォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『Eureka』を発表、大きく注目される。1999年から2005年にかけてSonicYouthのメンバー、音楽監督として活動し、広範な支持を得る。2004年には、Wilcoの『A Ghost Is Born』のプロデューサーとしてグラミー賞を受賞、現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして高く評価され、ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースする。また、日本文化への造詣が深く、近年は東京に活動拠点を置く。日本でのプロデュース・ワークとしては、くるり、カヒミ・カリィ、石橋英子など多数。坂田明、大友良英、山本精一、ボアダムスなどとの共同作業や、武満徹作品『コロナ東京リアリゼーション』(2006)など現代音楽に至る多彩な作品をリリースしている。映像作家とのコラボレーションも多くWerner Herzog、Olivier Assayas、青山真治、若松考二などの監督作品のサウンドトラックを担当。

 
 

 

 

Phew|1979年にパンクバンドAunt Sallyで活動をスタート。バンド解散後はソロとして、国内外の数々のミュージシャンとコラボレーションを行なう。現在は、2013年からはじめた電子音楽のソロユニットとパンクバンドMOSTを中心に活動している。2015年12月にソロ・アルバムをリリースする予定。

 
 

 

 

嶺川貴子|’96年『Roomic Cube ~ a tiny room exhibition ~』、以後’00年の『Maxi On』まで国内と海外で8枚のアルバムをリリース。2013年5月にギタリストのDustin Wong(ダスティン・ウォング)との共作『Toropical Circle』(PLANCHA/Thrill Jockey)をリリース、Takako Minekawa & Dustin Wongとしてデュオ・セットの活動を始める。昨年は2ndアルバム『Savage Imagination』をリリース、24カ所のUS Tourを行った。ソロとしてのライヴ活動も再開し、VACANTでの『BOOMBOX-MELLOTRON PROJECT』でのラジカセメロトロンのパフォーマンス、浅草橋天才算数塾『カセット&ラジカセ普及企画ライブ』、七針『朝生 愛/嶺川貴子ツーマン』、SuperDeluxe『PROJECT A#2 Voice Issue』への参加など。

 
 

 

 

吉原太郎|1968年東京生まれ。昭和音楽大学作曲学科卒業、山梨大学大学院修了。作曲を豊住竜志、藤原嘉文、電子音楽を成田和子に師事。2001年INA-GRMフランス国立視聴覚研究所電子音響制作アトリエへ参加。2002年以降は24チャンネル・デジタルマルチトラックによる立体音響作品の制作へ徐々に傾倒。作品や活動は日仏各地のフェスティバル、テレビ、ラジオで紹介されている。富士電子音響芸術祭においては53チャンネル/70スピーカーによる大規模アクースモニウム構築(2014)を手掛けるほか、オリジナル無指向性スピーカー「ION SPACE」(株式会社ソーケン)、ツィーターエンクロージャー(甲斐の匠・小田切)、音場空間コントロールシステム「NILE」(株式会社多聞)の開発に携わる。現在、日本電子音楽協会会員、音と音楽創作工房116運営委員、Gallery Nakamuraアドバイザー、SPACE VISION主宰、SPEAKERS ORCHESTRAメンバー、富士電子音響芸術祭芸術監督、山梨大学教育人間科学部講師、同教育研究開発センター講師。